クレー射撃(クレーしゃげき)とは、散弾銃を用いて、空中などを動くクレーと呼ばれる素焼きの皿を撃ち壊していくスポーツ競技。動かない標的を狙うライフル射撃と異なり、動いている標的を狙う動的射撃競技である。このため競技者(以下、「射手」という)は瞬間の判断力と決断力を要求される。
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トラップやスキートなど、いくつかの種目に分かれており、それぞれの種目のルールも様々である。 クレーの形状は通常直径15 cmほどの円盤型で、投射機を用いてフリスビーのように空中に射出したり、あるいは地面に転がす事で、射撃の標的とする。使用されるクレー(クレーピジョンとも呼ばれる。昔は生きた鳩を放して標的としていた事にちなむ)は、その名の通り粘土の焼き物でオレンジなど視認しやすい色で着色されている。また、中空の内部に着色粉が詰められ破砕されたときに粉が広がって確認しやすいパウダークレーもあるが、そのコストや放出時に出割れになりやすい等の問題もあり、オリンピックや公式競技のファイナルラウンドで使用される事が多い。
ラベル:クレー射撃