形意拳(けいいけん・Xingyiquan)は、太極拳・八卦掌などと共に内家拳に分類される中国武術の一派。
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その伝承内容は、五行拳(金行劈拳、水行鑚拳、木行崩拳、火行砲拳、土行横拳)という陰陽五行説でいう五行を表した、 五種類の単式拳を全ての母拳とし、 その応用で十二形拳(龍形拳、虎形拳、猴形拳、馬形拳、黽形拳、鶏形拳、鷂形拳、 燕形拳、蛇形拳、鳥台形拳、鷹形拳、熊形拳)とよばれる、十二種の動物の形態と意を表した象形拳を基本としている。
形意拳の代表的な套路(型)は、各派によって差異はあるが、
五行連環拳(形意連環拳)、雑式捶(十二形合一拳)、四把捶(鶏形四把拳)、 八字功(正門八字功・奇門八字功)、出入洞(出洞入洞)などがあり、 二人一組でお互いを打ち合って行う対練套路には、五花砲、五行砲、安身砲、散手砲などがある。
武器術も豊富で槍術を中心に、棍、剣、刀、暗器など使用兵器は多彩であり、 器械套路(武器の型)としては形意梅花槍、形意五行槍、形意五行刀などの套路がある。
ラベル:形意拳