通信士(つうしんし)とは、電気通信設備(有線、無線)設備を用いて通信を行うことを職業とする者である。主に陸上における各無線局相互の通信や、船舶・航空機などの通信・管制業務などにおいて無線通信を行う者を指すことが多い。
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ほとんどの場合免許の取得が必要とされ、広義では、電波法に基づき無線設備の通信操作を行うことができる国家資格の「無線従事者」を指す。特殊無線技士やアマチュア無線技士などの操作範囲は通信操作の特殊な場合とされ、通信士に含まない。総合無線通信士など、操作範囲に無線設備の技術操作を含む資格においては、専ら技術操作を行う職務に就くこともある。
日本において、通信操作を行うことができる無線従事者免許証には次の種類がある。
総合無線通信士(第一級、第二級、第三級)
海上無線通信士(第一級、第二級、第三級、第四級)
航空無線通信士
これらの国家試験では、通話表を用いた電話による実技試験を行うことが特徴である。また、総合無線通信士の国家試験においては、現在においてもモールス符号による電気通信術の実技試験が課せられている。